西御所 西町界隈 その1
町家【A】(西町)
現在の建物は明治32年に建築されたものですが、当家の歴史は古く、「御所まち」の西の入り口であったこの場所で、慶安4年(1651年)から昭和37年(1962年)の約300年間に渡って、「土佐屋」「土佐喜」という屋号の旅館が営まれていました。その昔は、吉野大峰山へ参る途中、吉祥草寺へ立ち寄る習慣があり、その際の宿として当家がよく利用されていました。約200年前に、大阪船場の講が残していった講板や、それらの講板で作った茶棚等も残されています。
また、旅館業を営んでいた名残として、幅一間(約1.8m)の階段が残っています。
霜月祭では午前10時から午後4時まで「町家茶屋」を開催、名物「おづぬ餅」とお茶を召し上がっていただけます(有料)。その他名物をお買い求めいただけます。(おづぬ餅・ハルサメ など)
町家【B】(西町)
安政4年(1857)に建てられた住居。日本式連子窓、鎧板、数奇屋廻り縁中庭造り、三層入母屋燻し瓦葺の屋根等に特徴を持つ建物です。その昔は、大阪、堺と五條、吉野を結ぶ中継地点として、運送業が営まれていました。
また、こちらは「大和絣」の考案者「浅田松堂」の生家があった所です。
浅田松堂は、文武にたけ、大和では「松堂」「竹堂」「梅堂」と書の三堂として有名で、また弓の名士でもあり当時の競技会で江戸の全国大会にも出場し優秀な成果を挙げたとされます。「浅田松堂」については、町並み散策の折、随所に出てきますので、都度紹介します。
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